長生きしそうな話<等々力短信 第976号 2007.6.25.>
2007-06-25


 宮崎県都城市の田鍋友時さんという111歳の方が、今年1月男性世界最高齢 になっていたことが、ギネスブックに認定されたそうだ。 健康の秘訣を語っ て、「酒を一切やらず、牛乳を毎日飲むこと」、「日記もつけている」という。 賢 明な読者は、すでにお気づきだろう。 私も酒は一切やらず、寝る前に毎日牛 乳を飲むことにしており、ブログ「轟亭の小人閑居日記」を毎日つけている。  長生きしそうな、111歳まで生きそうな気がしてきた。 こういうのを「長生 きするよ」というのだろう。

 ブログをお読みの方はご存知だが、六本木の東京ミッドタウンには、家内の 御供で、もう二度も行った。 最初、サントリー美術館に行ったら、バカに空 いていて、受付の女性がにこやかに寄って来るではないか。 火曜休館なのだ った。 それであちこち見物して歩いた。 その後、サントリー美術館には再 挑戦を果たした。 ところが19日の火曜日、家内が国立新美術館の「モネ大 回顧展」に行こうという。 「睡蓮」だけでなく、いろいろな時期のモネが来 ているし、とくに「積みわら」の連作が見たいという。 それで六本木まで行 き、3月開館の頃に行って見当がついたので、明治屋裏の出雲大社の東京出張 所の方から、ばっちり正面に出た。 火曜の休館日であった。

 家内が友達へのメールで、夫は「貴女に間違いなどあるはずがない」と言っ ていると、その顛末を知らせた。 もし立場が逆だったら、大変なことになる ところだった。 先日も家内が着ているTシャツからラベルが出ている。 変 だなと思っていると、ようやく気がついて、裏返している。 「ヤッパリ裏返 しか。 貴女が間違えるはずがないので、デザインなのか、ラベルの付け方が 間違っているのかと思ってた」と、言った。

 15日、慶應三高校新聞部OBOGの「ジャーミネーターの会」が日本外国特 派員協会であって、前慶應高校校長で理工学部教授の山田邦博さんの話を聴い た。 大学の研究室でまず学生に教えるのはコミュニケーションのトレーニン グ、「おはようございます」「ありがとう」「ごめんなさい」の三つを言わせるこ とだそうだ。 アメリカやイギリスでは、だれかまわず「サンキュー」を言う。  毎週、奥さんのスーパーの買物に付き合うという山田教授は、妻に「ごめんな さい」が言えるかが、家庭での緊要な課題だという。 全てをオープンに、嘘 をつかない、情報操作はしない、あとは誠意で押せば、何事もなんとかなる、 と。 安倍晋三さんにも聞かせたい話だった。

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