権太楼の「唐茄子屋政談」前半
2010-07-29


 絽の着物、羽織なし。 長崎へ行って来たが、長崎中「龍馬」「龍馬」「龍馬」 「福山雅治」「福山雅治」だという。 こないだまでなかった長崎奉行所がある。  福山雅治は長崎出身、おらがスターというので大騒ぎだ。 若い頃の俺に似て いる。 そう言っても、誰に迷惑かけるわけじゃないから、いいじゃない。 本 当は円生みたいに演りたい。 これが私のサガ、素直に入れない。

 傾城に可愛がられて何とやら…、サンドラボンノーの一つに女道楽がある、 タイガー・ウッズがそう。 お天道様と米の飯はついて回ると啖呵を切って勘 当された若旦那の徳、面倒をみてくれるはずの女は、スーッといなくなり、お ばさんが出て来て、つぎは女将さん、冷奴で一杯やりますかとかいいながら、 ご内証がうるさいのよと、ポーンと追ん出される。 ルンペン、乞食同然とな って吾妻橋、吉原の光がポーッと見える、死んじゃおうかなと、身投げしよう としたところで、本所達磨横丁の叔父さんに助けられ、笠の中には裏の無花果 の葉を二枚、真夏の盛りに天秤棒を担いで唐茄子を売り歩くことになる。 看 板に笠を弾かれて斜め、ふらふらになって田原町まで来たところで、つんのめ る。 「人殺し」と叫んで、唐茄子をぶちまけた。 へばっちゃって口から泡 をふいているのを見た源さん、話を聞いて身に覚えがあると、二つ買ってくれ、 長屋のかみさん連中や通りかかる人たちに売ってくれる。 「ちょっと、そこ の知らない人」「私、急ぎますんで、この先に用がる」「いいじゃない、どこ行 くの」「知らないね」「よく、通れるね」「一つで、いいですか」

 と、一つ一つ書いていたら、たいへんだ。 書いている今、へばりそうに暑 いのよ。 それで、2007年7月19日の第469回落語研究会で古今亭志ん輔の 演じた長講の<小人閑居日記>2007.7.24.「志ん輔の「唐茄子屋政談」」、7.25. 「誓願寺長屋の場所その他」を、ご参照願うことにする。

[URL]

[URL]

[落語]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット