「等々力短信」1051号から1100号・一覧<小人閑居日記 2017.10.26.>
2017-10-26


第1078号 2015.12.25. 人間を笑うが如し年の暮/ほんわかと、ゆったりした気分になる『笑う子規』(ちくま文庫)正岡子規著、天野祐吉編、南伸坊絵

     2016(平成28)年
第1079号 2016. 1.25. 索引の有難さ/最近度々見る索引、桑原三郎先生の索引に感じる律儀、正直、親切なお人柄と深い学恩
第1080号 2016. 2.25. 全国版『ブラタモリ』賛/「高低差を見逃すな」地形や地質、都市の成り立ち、御土居、惣構、徳川の力
第1081号 2016. 3.25. 肉声が聞こえる記録/オーラル・ヒストリー、落語をメモしてきて書き起こす、柳家喜多八の「明烏」
第1082号 2016. 4.25. 『「私」を受け容れて生きる』/末盛千枝子さん『波』連載「父と母の娘」の本、基本的には愛、辛い出来事の合間合間にさまざまな喜びが与えられてきた
第1083号 2016. 5.25. 銀行が変った時代/1997年以降、福沢武さんの『私の履歴書』、ガラス工場を畳む、ジリアン・テットの『セイビング・ザ・サン―リップルウッドと新生銀行の誕生』(日本経済新聞社)
第1084号 2016. 6.25. 『書店主フィクリーのものがたり』/小尾芙佐さん訳ガブリエル・セヴィン著(早川書房)、翻訳小説部門の本屋大賞受賞
第1085号 2016. 7.25. 翻訳家の苦心と喜び/乙川優三郎著『ロゴスの市』(徳間書店)、英語の人間模様を、日本語で同様に織り直し同等の生気を吹き込む
第1086号 2016. 8.25. 『不機嫌な作詞家 阿久悠日記を読む』/三田完著(文藝春秋)、「人間は、やはり悲しいし淋しいし、また、幸福を求めるもので、時代の中で変装した心を探すのが、歌だと思います。」
第1087号 2016. 9.25. パソコンで聴くラジオ/佐藤春夫「私の自叙伝・詩文について」、江藤淳「文化講演会・福沢諭吉」
第1088号 2016.10.25. 本井英句集『開落去来』/「客観写生」という態度で周囲を凝視する時、「造化の神」は初めてその霊妙な姿の一端、具体的には「花の開落、鳥の去来」を見せてくれる
第1089号 2016.11.25.『バルトン先生、明治の日本を駆ける!』/稲場紀久雄著(平凡社)、明治日本建設の情熱に共感し、若い力を発揮したお雇い外国人と妻たち
第1090号 2016.12.25. 夏目漱石最後の恋/NHKドラマ『漱石悶々』、夏目漱石(豊川悦司)48歳と磯田多佳(宮沢りえ)36歳、漱石の多佳宛書簡        

     2017(平成29)年
第1091号 2017.1.25.  極北の人情噺/乙川優三郎『太陽は気を失う』(文藝春秋)で知ったアリステア・マクラウド『冬の犬』中野恵津子訳(新潮社)を読む
第1092号 2017.2.25.  ビーントゥバー/『夏潮』第十回新年会句会、<二ン月やビーントゥバー長き列>、肩の力の抜けた句
第1093号 2017.3.25.  明治大正、船の恩返し/末盛千枝子代表の「3.11 絵本プロジェクトいわて」が「エルトゥールル号からの恩返し 日本復興の光大賞17」特別賞を受賞、ロシア革命時の人道の船・陽明丸
第1094号 2017.4.25.  大学の独立と自由/都倉武之さんの朝日新聞「耕論」、福沢諭吉「一国の独立は国民の独立心から湧いて出てる」
第1095号 2017.5.25.  鏑木清方『随筆集 明治の東京』/「名物無名物」、「明治の東京語」、「甘いものの話」など、まさに「絵のない絵本」
第1096号 2017.6.25. 人類史を切り拓いた鉄道/福沢の乗った蒸気車、パリ−東京間を走らせた沼田篤良さんの『オリエント急行と地政学』
第1097号 2017.7.25. 昭和2(1927)年7月/岩波文庫90年、野口冨士男『感触的昭和文壇史』(講談社文芸文庫)「芥川龍之介の死」      
第1098号 2017.8.25. 読書と「引き出す」/「“一日の読書時間ゼロ”と答えた大学生が五割に達した」、脳生理学の酒井邦嘉東大教授「本を読むという行為は『自分の中からどの位引き出せるか』という営み」

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