「とらや赤坂店」季節の食事〈冬〉
2018-12-23


 浅草の割烹一直の料理をずらずら書いて思い出したのだが、しばらく前の昼 に家内と、10月1日にリニューアルオープンした「とらや赤坂店」へ行った。  三階の虎屋茶寮で、和菓子の原材料や旬の野菜を使ったという、季節の食事〈冬〉 を頼む。 こちらは一直と違って、お品書きがあったので、それによって書く ことができる。

 「加賀丸いもと百合根のしんじょ椀」加賀丸いも(つくね芋)は薯蕷(じょ うよ)饅頭の原材料、それと上用粉(関西方面で使われる細かい米の粉)を百 合根と合わせて、しんじょにしたという。 「沼田の湯葉 自家製ゆず七味」  「九条ねぎ 鴨と白味噌のだんご 山椒葛あんかけ」とらや京都限定小形羊羹 『白味噌』に使われる白味噌と、鴨肉を合わせてだんごにしたもの。 「小豆 の佃煮」とらやのお菓子に使われる北海道十勝産の小豆に、海苔を加えて佃煮 にしたというが、小豆の辛いのが不思議な感じだった。 「蓮根ごはん」白い レンコンを炊き込んだご飯、お米は、こしひかり、みやこがね。 「香の物 盛 り合わせ」 酸っぱい山芋が珍しかった。 「季節の生菓子」二種の内、揚げ とらや饅頭を選んだ。

 やはり、お菓子屋さんの料理という感じで、どちらかというと精進料理に近 い、あっさりしたものだった。 割烹のご主人や板前さんの料理とは、ちょっ と違うのだった。

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