10日の夜は、第692回の落語研究会、三田から一旦帰宅し、昼寝して出掛けた。 笑二は、丸刈、丸顔、大声を出す。 小学校の学校寄席は、受けると言う。 裏の空き地に囲いができたよ。 へい! 鳩が何か落とした。 フン! で、ワッと受ける。 桃太郎の咄。 お婆さんが川へ洗濯に行くと、芋が流れて来た。 お婆さんは、その芋をみんな食べて、大きなオナラをした。 ブーーッ! 山へ柴刈りに行ったお爺さんは、柴を刈らずに、臭かった。 シーーン。
腹の具合が悪い和尚に、「てんしき」はありますか、と医者が尋ねる。 和尚は分からず、訊けばよいのに訊きそびれて、ありませんと言ってしまう。 薬の仕度をしておきますから、と医者は帰る。 珍念を呼んで、「てんしき」を教えたが覚えているか、と聞く。 教わっていません。 嘘をつくな、忘れたと言いなさい、門前の花屋で一つ借りて来なさい。 花屋は、大きいのと小さいのがあるが、どちらがいい、何を包むのかと。 風呂敷じゃない、おじさんも「てんしき」を知りませんか。 婆さんに聞いてみよう。 化けるほど齢を取ってて知らないのか。 「てんしき」は、二つあった。 床の間に飾っておいたら、田舎の人が褒めたので、お土産にやった。 もう一つは、お付けの実にして食べた。
和尚は珍念に、薬を取りに行って、先生に直接会って聞いてこい、恥をかいて覚えると忘れなくなる、と言う。 先生、こんちは、「てんしき」って何のことですか? 放屁のこと、オナラのことだ、屁、屁だ、お尻から出る。 臭い、黄色いのですか? 色があるかは、わからぬ。 「転失気」と書く。 有難うございました。
和尚は「てんしき」を借りて来いって言った、おかしなことだ。 一日オナラを借りに歩いていた、和尚も、みんなも知らないんだ。 和尚が違うことをいったら、盃のことだって言おう。
珍念、先生に聞いてきたか。 「てんしき」って、あれなんですね、薬を煎じてきます。 先生は、何だと言っていた? お盃のことだと。 酒を呑む器「天に口」「呑酒器」か、珍念、そうなると思ってた、私をひっかけようとしたな、本当のことを言ってごらんなさい。 先生は、「てんしき」は元気のことだと、気力、活力。 なるほどな。 和尚さん、本当に知っていたんですか。 珍念、「てんしき」を出しながら、働きなさい。
医者が来た。 和尚、元気になりましたかな。 おかげで「てんしき」になりました。 出ましたか? 沢山、出ました。 じゃあ、私はこれで。 先生には「てんしき」になった姿を見てもらいたい。 ぜひ、お願いします。 (気合を入れて)ンーーッ、アッーーッ! マカハンニャハラミッタ! こういう宗教、宗旨ですか。 これです、マカハンニャハラミッタ!(と、両手をひろげる) 和尚、気が緩んで、ブーーッ! 今、出ましたな。 今の私のは、さきほどの「てんしき」に比べたら、屁みたいなものでございます。
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