「枇杷の会」国分寺吟行<小人閑居日記 2006.10.16.>
2006-10-16


 14日の土曜日は、志木会「枇杷の会」国分寺吟行だった。 午後1時JR国 分寺駅集合、本井英先生にご挨拶したら「ご無沙汰しておりません」と、一昨 日の夜、句会でお会いしたばかり…。 参加者は残念ながら少なくて6名、殿 ヶ谷戸(とのがやと)庭園で1時間ほど、その後お鷹の道を、崖線(ハケ)か らの湧水のきれいな流れ沿いに、国分寺(現在の)の万葉植物園まで行った。  中央線沿線に弱い私は、初めて行くところばかりだった。 ハケの地形をうま く利用した殿ヶ谷戸庭園は、よく整備されている。 この崖線は遠く等々力渓 谷にまでつながっているわけで、庭園の配置が上野毛の五島美術館に似ている のは、そのためである。 ひねり出した句は下記の通り、本多公民館の和室で のお隣の謡をBGMにした句会で、○印五句を出句。

  ハケの池鯉の波紋も秋の水

 ○盛り過ぐ萩のトンネル風通る

 ○午後一時酔ひ兆したる酔芙蓉

  見下ろせば逆光の中初紅葉

 ○東屋で句ひねり食はれ秋の蚊に

  崖線の日につつまれて竹の春

 ○殿ヶ谷戸秋の七草みな素朴

  崖線の清き湧き水秋の水

  つやつやとぬばたまの黒むくろじの赤

 ○湧水で洗ひ上げたる蕪を買ふ

[俳句]

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