17日(金)、福澤研究センターの「荘田平五郎と三菱の経営近代化」という 講演を聴きに行った。 詳細は別に書くが、講師の武田晴人さんは東京大学大 学院経済学研究科教授、荘田平五郎が東京海上や明治生命の創設にかかわった 件で、今は会社の名前が違う、そして「国立大学」もない、という話になった。
「国立大学」は独立行政法人になったからというわけだろうが、私はそれじ ゃあ「東京国立博物館」はどうなんだ、と思った。 「独立」の字の意味は大 きい、「独立」で「国立」というのはおかしい。 独立行政法人になって、「国 立」を名乗れないなら、「東京博物館」「奈良博物館」じゃないか。 「国立劇 場」も困る。 「三宅坂劇場」か「日本座」、「初台劇場」「新日本座」とでも呼 ぶことになるか。
『独立行政法人 日本芸術文化振興会(国立劇場)40年の歩み』という冊子 によると、国立劇場は政府の特殊法人改革の一環として、平成14年12月6日 参議院において独立行政法人日本芸術文化振興会法が成立したことにより、平 成15年10月1日特殊法人から独立行政法人に移行したという。 お役人のこ とだから、この法律のような、それぞれの独立行政法人についての法律に、そ の呼称についての例外規定のようなものが、何かあるのだろう。
セコメントをする