牧野伸顕・吉田茂・武見太郎
2007-09-27


 ほとんど麻生太郎さんで決まりといわれていたのを、二日前から知っていた と、ポロッとしゃべったために(クーデター説も影響したか)、福田康夫さんに さらわれてしまった。 政治の世界、一寸先は闇だ。 今度の短信に牧野伸顕 が出てきたので、その麻生さんの姻戚関係を整理してみた。(以下、敬称略)

  牧野伸顕(1861〜1949・のぶあき、しんけんの方が通りがいい)は、大久保 利通の次男(ウィキペディアだと三男)。 官界に入り、文相、農相、外相、宮 内大臣、内大臣を歴任。 伯爵。 政界に隠然たる勢力を持つが、2・26事件 では親英米派として襲われる。 吉田茂(1878〜1967)は娘(雪子)婿。 吉 田茂の娘、和子は麻生太賀吉と結婚、太郎、泰(ゆたか)、雪子、旦子、信子が 生まれた。 その太郎が麻生太郎であり、信子は三笠宮寛仁親王に嫁して、彬 子女王、瑶子女王がある。  牧野伸顕と妻・峰子(三島通庸の娘)の間には、雪子のほかに利武子があり、 秋月種英に嫁し、その娘・英子が武見太郎(日本医師会会長)と結婚した。 武 見太郎の息子が武見敬三議員、娘の和子が麻生泰(株式会社麻生(セメント)社 長)に嫁している。

 牧野伸顕、吉田茂、武見太郎の姻戚関係は、戦後、高橋誠一郎教授が「帝室 論」を媒介として文部大臣に就任する際に、働くことになる。

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