よき宣伝マン、フライ英国大使
2008-05-26


 フライ英国大使は、日本とイギリスが同じ価値観でやっている外交政策とし て、民主主義と人権を守るために、対テロ対策、核兵器拡散防止などで、お互 いに頑張っている、と話した。 イラクとアフガニスタンを支援し、北朝鮮と イランに対しては別々の6者協議を続けている(イランの方が難航の由)。 国 際機関の改革にはブラウン首相が熱心で、日本の国連常任理事国入りを支持し ている。 IMF、世銀などによる、環境と開発、貧困対策(アフリカよりもア ジアの貧困が多い…インド、バングラデシュ)にも日英は力を尽くしている (ODAは英4位、日本5位)。 大きな問題の一つは中国の台頭、中国には “responsible stakeholder”自国の狭い利害関係だけでなく、世界の中で責任 ある立場を取ってもらい、国際関係に受け入れることが大切だ。 現在最も重 要な課題は、G8洞爺湖サミットで討議される地球気候温暖化の問題だとして、 詳しいデータの説明もあった。

 「人々の心の交流」については、「シェクスピアからベッカムまで」。 イギ リスの子供はニンテンドウ、マンガ、アニメで日本に親しむ。 日本からイギ リスへの留学は年8万人(大学は7千人弱)を超えている。 日英交流150年 で今年はUK-JAPAN2008というイベントを開催中である。 科学、芸術、ク リエーティブ産業(デザイン等)の創造性にかかわる三分野。 ダーウィン展、 エイリアン展、ノーベル賞受賞者の講演会シリーズ、現代美術・ターナー賞の 歩み展、ロイヤル・バレエ公演など170のイベントがある。 と、フライ大使 は、よき宣伝マンぶりを発揮した。 [URL]

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