加藤詔士先生の「「お雇い教師」研究の再構成」
2020-08-15


加藤詔士先生の「「お雇い教師」研究の再構成」は、序論の1. お雇い教師 への関心の高まり 2. 世界の一体化とお雇い教師、につづいて、

3. お雇い教師の歴史像(1)、1)日本教育の近代化―学校教育の組織化 2)日本教育の近代化―教育内容の近代化 3)日本教育の自立化 4)日本教育の国際化

4. お雇い教師の歴史像(2)1)活動ステージと活動の方向性 2)滞日中のお雇い教師 3)帰国後のお雇い教師 4)来日前のお雇い教師

5. むすび―お雇い教師像の再構成―  という構成になっている。

 「むすび」には、こうある。 お雇い教師に期待された職務は主に教育、組織と管理、献策の三つだが、各職務の具体的な活動内容はさまざまな局面に及んでいる。 活動ステージは滞日中と帰国後に二分され、活動の方向性は日本向けと自国向けに大別される。 お雇い教師は期待された三大職務を遂行しただけでなく、派生的な効果も生みだされた。 日本との関係と交流は、お雇い教師の歴史像形成の重要な考察主題となる。 来日前の動静も考察すべき対象となる。 本国だけでなく植民地における活動歴も視野に入れる必要がある。 とくに技術の移植と技術者教育における英国人の関与が大きかったからだ。

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